交通結節機能を有する鉄道駅においては人の集散が著しい.周囲の人の動きが速い空間では,そこに居る人に時の流れを早く感じさせるとともに疲労感を与える.このような空間にはゆっくりと休憩できる場所が必要であり,それらのスペース,「サードプレイス」の創出は今後の鉄道駅の課題であると言える. 本研究では,今後駅ナカにおけるサードプレイスが注目されると考えられる事から,人や施設が集積する鉄道結節駅を対象にサードプレイスの現状を把握することを目的としている. 調査により,サードプレイス店舗数の把握を行い,乗降客数との間に関係性が見られることを確認した.また,利用用途や混雑する時間帯が店舗種別に違いが見られることを確認した.