日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集
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尼崎市における子ども広場の設置方針の特徴
内海 ありさ阿部 大輔
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2020 年 18 巻 p. 53-56

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抄録

1960年代、様々な自治体が子どもの遊び場を設置した。尼崎市も公園の設置数が少なく、子どもが安心して遊べる環境が不足していたことから、「子ども広場」を設置した。そこで、本研究は尼崎市の「子ども広場」を対象に、設置当初から現在に至る子ども広場の設置方針を整理することで、設置方針の特徴を明らかにする。本研究から、①子ども広場の設置方針は市政方針の変容と共に3回の転換期を迎え、それは大きく1968年から1975年の積極的設置期、1976年から2003年の維持管理期、そして2004年以降の見直し期に分類できるということ、②子ども広場の設置方法やその立地は、設置主体が行政か民間事業者で大きく異なるということの2点の特徴が明らかとなった。

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© 2020 公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部
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