日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集
Online ISSN : 2189-8081
Print ISSN : 1348-592X
ISSN-L : 1348-592X
EUのネットワーク型プログラム・URBACTⅢにみるコミュニティ再生手法の特徴
和泉 汐里阿部 大輔
著者情報
研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2020 年 18 巻 p. 61-64

詳細
抄録

本研究の目的は、都市間格差が課題となっている欧州において、衰退コミュニティにおける再生手法の特徴を明らかにすることである。EUで実施されてきた都市再生プログラムであるURBACTに着目し、1期から3期までのテーマの変遷と、各都市で実践されている再生手法を明らかにすることで、欧州で最新のコミュニティ再生手法の特徴を明らかにすることを試みた。その結果①URBACTⅢでは小テーマの設定により、分野横断的なネットワークの形成が図られていること、②ネットワークの分析から、地域活動への参加促進と教育支援の2点が共通しているコミュニティ再生手法であるが、各都市や課題に応じた取り組みが求められていること、の2点が明らかとなった。

著者関連情報
© 2020 公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部
前の記事 次の記事
feedback
Top