日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集
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域外資本の店舗が混在した歴史的景観の評価構造
山石 季沙松本 邦彦澤木 昌典
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研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2022 年 20 巻 p. 121-124

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抄録

 本研究では、歴史的町並みを有する観光地において、域外資本店舗が画一的な印象を与えるファサード構成要素の状 態を明らかにすることを目的とした。評価構造を把握するため、評価グリッド法を用いた印象評価実験を行った。実験の結果、被験者は観光地景観に「特別感」と「安心感」が感じられたときに景観を「好ましい」と評価することが明らかになった。域外資本店舗による、地区のイメージと合致しない商品の取扱、写真やキャラクターを使用した過剰に内容を演出した広告とその過剰な掲示が、「宣伝が誇大だ」「工夫が感じられない」「安っぽい」と感じられ、これらの評価項目が「特別感」に反する「どこにでもある」という印象形成に寄与していることが明らかになった。

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© 2022 公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部
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