日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集
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公園利用者の環境の使いこなし方に関する研究
中村 仁玲松尾 薫武田 重昭加我 宏之
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2022 年 20 巻 p. 17-20

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抄録

本研究では、公園利用者が目的に応じてアウトドア用具を持ち込む環境への「働きかけ」と相応しい場所を選択する環境の「読み解き」から、公園利用者の環境の「使いこなし方」を探った。大阪市都心6区に位置する8公園で2021年9~10月に利用実態調査を実施し、365グループを特定した。働きかけ方は51タイプ確認でき、気軽にくつろぐために手軽な敷物を持ち込むことが多い。環境の読み解き方は22タイプで、天蓋面、被覆面、側面が自然面であることが重視されている。これらによる使いこなし方では、151グループが3面が自然面である環境を選択し、そのうち140グループと敷物を持ち込み、会話、飲食、休憩等が多いが、公園利用者はそれぞれの目的に合わせた使いこなし方をしていることが明らかになった。

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© 2022 公益社団法人 日本都市計画学会 関西支部
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