コンクリート工学論文集
Online ISSN : 2186-2745
Print ISSN : 1340-4733
ISSN-L : 1340-4733
プレートを有するナットを用いた機械式定着筋の研究
吉津 利洋小寺 耕一朗
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 21 巻 3 号 p. 3_1-3_8

詳細
抄録

プレート用いた機械式定着筋は,従来の半円形フックによる機械式定着筋の代替として適用するもので,鉄筋端部に接合したプレートの支圧により定着を確保する方法である。この方法は,近年の耐震性向上を目的とした過密配筋による施工性低下およびそれに伴うコスト増加を解決する方法として期待されている。そこで,プレートを有するナットを用いた機械式定着筋を開発した。各種性能確認の試験を実施し,今回開発したプレートを有するナットを用いた機械式定着筋が,従来の半円形フックによる定着筋と同程度の性能を有することを確認した。

著者関連情報
© 2010 公益社団法人 日本コンクリート工学会
次の記事
feedback
Top