J-STAGE トップ  >  資料トップ  > 書誌事項

コンクリート工学論文集
Vol. 27 (2016) P 25-31

記事言語:

http://doi.org/10.3151/crt.27.25


本研究では,塩害やスケーリング現象を予見するため,コンクリートの電気的特性を用いたコンクリート中の塩化物濃度の非破壊検査法を提案した。まず初めに,塩化物濃度の異なるコンクリートの小型供試体を作成し,インピーダンス,位相角,水分率,及び空気中の水蒸気量の経時変化を比較・確認するため,長期間の計測を行った。次に各計測値の関係を明らかにし,塩化物濃度評価式を提案した。最後に,この評価式を用いて長期間計測したデータから各塩化物濃度の評価値を算出し,t検定を行った。その結果,塩化物濃度0.0,1.2,2.4kg/m3の各コンクリート供試体に対して,それぞれ0.1%の有意水準で有意差が得られた。従って,本提案方法によりコンクリート中の塩化物濃度を評価できる可能性が示された。

Copyright © 2016 公益社団法人 日本コンクリート工学会

記事ツール

この記事を共有