環境と安全
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危機対応と未然防止対策
─ 大学におけるCBRNE対策上のセキュリティとセイフティを如何に確保するか
奥村 徹
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2016 年 7 巻 3 号 p. 161-167

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抄録

人為的な危機的事態には、過失としての事故、故意による事件・テロがある。危機対応には緊急事態対応はもちろんだが、ことが起きる前の未然防止策や被害軽減策も含まれる。これらが両輪となってセキュリティの向上が期待できる。大学には大学としての緊急事態対応への備え、未然防止策が求められる。他者への関心を高め、想像力を豊かにして起こりうる危機的事態を想定し、それに対しての対応強化を繰り返し行うことによって、セキュリティの向上が期待できる。いずれにせよ、単一の手段でセキュリティ、セイフティの確保は難しく、様々な手段の合わせ技でリスクを乗り越えるしかない。

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© 2016 Academic Consociation of Environmental Safety and Waste Management,Japan
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