Drug Delivery System
Online ISSN : 1881-2732
Print ISSN : 0913-5006
特集 “バイオ素材による創薬とDDS” 編集 : 岡田弘晃
胚性幹細胞およびiPS細胞から誘導した血小板を用いた輸血療法
江藤 浩之中内 啓光
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2008 年 23 巻 5 号 p. 553-559

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抄録

さまざまな出血性疾患や易出血病態において,血小板輸血が唯一の有効な治療法である.しかしながら,血小板は冷蔵保存ができず供給不足状態にある.また,献血者由来血液製剤を介した感染症は近年増加傾向にある.代わって献血者ドナーに頼らない輸血用血液のソースとして,無限に試験管内で増殖可能であるヒト胚性幹細胞(ES細胞)が提唱されている.筆者らはヒトES細胞からの血小板産生培養法を開発した.近年,樹立された誘導性多能性幹(iPS)細胞はES細胞同様の特性を持つため,患者由来iPS細胞からの輸血製剤産生も実現することが期待される.

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© 2008 日本DDS学会
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