Dental Medicine Research
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症例報告
両側上顎第二大臼歯抜去を行った開咬症例
粕谷 景子鮎瀬 節子
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2014 年 34 巻 1 号 p. 32-35

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抄録

後天的に開咬を生じる原因として, 臼歯の挺出や舌癖, 指しゃぶりなどが挙げられる. なかでも第二大臼歯萌出時期, 一過性にみられる開咬については咬合力によって改善される場合が一般的である. 本症例は初診時年齢15歳4か月の女性で「物が咬めない」ということを主訴に来院した. 患者は以前, 顎関節に疼痛およびクリック音を自覚し一般歯科にて13歳頃よりスプリント療法をうけている. スプリント療法後, 顎関節の症状は改善されたが物が噛み切れなくなったため矯正歯科を受診した. 口腔内所見は第二大臼歯以外すべての部位に咬合接触が認められず, いわゆるtotal open-biteであったが犬歯の咬頭には咬耗が認められた. 今回, 上顎両側第二大臼歯を抜去しマルチブラケット装置による治療を行ったところ, 短期間で良好な結果を得られたため報告する.

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© 2014 昭和大学・昭和歯学会
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