昭和歯学会雑誌
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試作低速用ダイヤモンドポイントによるコンポジットレジンコア材料の研削に関する研究
倉本 佳明清水 友
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1996 年 16 巻 4 号 p. 381-392

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抄録

従来の根管形成バーはスチール (焼入れ炭素鋼) 製であり, 近年使用頻度の増加しているコンポジットレジンコア材料に対応できなかった.そこで本研究では, ニッケル電着法により, ダイヤモンド砥粒をステンレス鋼母材に電着した低速用ダイヤモンドポイントの試作を行い, マイクロモーター・コントラアングル・ハンドピースを用いて, 回転数600-2,000rpmの範囲でコンポジットレジンコア材料の研削性能を検討した.試作ポイントはコンポジットレジンコア材料へのポスト形成が容易であり, 回転数10,000rpm以上の使用で, 効率, 耐久性ともに優れていた.しかし, 被研削面をSEM観察した結果, 発熱, 振動, あるいは研削屑および脱落砥粒の排出不良により, 被研削面表面の劣化が認められたため, 今後冷却やチップの排出を考慮したポイントの開発が必要であると考えられた.

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