昭和歯学会雑誌
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口腔癌におけるSentinel Node Navigation Surgery (SNNS)
新谷 悟
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2007 年 27 巻 2 号 p. 141-145

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抄録

口腔癌NO症例における微小転移の検出に, センチネルリンパ節 (SN) 生検が試みられている.頸部郭清術を行うか否かを見張りリンパ節であるセンチネルリンパ節への転移の有無で術中に決定しようとする方法である.われわれは, 放射性同位元素 (RI) 法と色素法によるSN同定と, 準連続切片および定量化PCR法による術中診断を応用したSN生検について臨床応用を行ってきた.その結果, センチネルリンパ節の同定が十分に行え, 正診率も良く満足のいく成績が得られた.さらなる検討は必要であると考えるが, 口腔癌においてsentinelnode navigation surgery (SNNS) のコンセプトは成立し, 本手法が頸部郭清術の指標として臨床応用できると考えられた.今後, SNNSが口腔癌における標準治療になると思われる.

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