昭和歯学会雑誌
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歯槽骨造成法の現在と未来
真鍋 真人
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2007 年 27 巻 4 号 p. 297-303

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抄録

近代歯科の中でインプラント治療は急速に進歩し, 安全で確実な医療技術として確固たる地位を築いている.さらに, 高齢化社会のニーズがその普及に拍車をかけている.インプラント治療を制限する一番の要因は, 土台となる歯槽骨の量的問題であるといわれている.歯牙を喪失するときは同時に骨組織も減少し, インプラントを支持させる骨組織が不足する.良質の骨が必要な場所に必要な量だけ存在すればインプラント治療の適応症は飛躍的に増加するだろう.これまでは自家骨移植が歯槽部の骨造成におけるゴールデンスタンダードであるとされてきたが, 患者に与える侵襲が大きく, 量的な制約もあり, 自家骨移植に代わる非侵襲的で骨再生能の高い骨造成法の登場が望まれている.現在用いられている骨造成法と組織修復の3要素の考え方に基づき, 今後臨床応用が期待されている新しい骨造成法について解説する.

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