1985 年 5 巻 1 号 p. 43-49
コンポジットレジンの気泡に関する研究の一環として, 練和操作を要する2 paste typeレジンを大気中で練和した場合, 練和後真空下においた場合, 真空中で練和した場合のそれぞれについて, 気泡の大きさ, 数および面積率を測定した.その結果, 1) 大気中で練和した試料には, 多数の気泡がみられた.2) 大気中で練和後真空下におくと, 気泡の大きさが大きくなり, 小さい気泡の数が減少する傾向がみられた.3) 真空下で練和すると, 気泡は著しく減少した.