昭和歯学会雑誌
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コンポジットレジンの内部気泡に関する研究
大気中あるいは真空練和後の気泡量
守谷 久夫杉原 一彦小暮 進治久光 久和久本 貞雄
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1985 年 5 巻 1 号 p. 43-49

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抄録

コンポジットレジンの気泡に関する研究の一環として, 練和操作を要する2 paste typeレジンを大気中で練和した場合, 練和後真空下においた場合, 真空中で練和した場合のそれぞれについて, 気泡の大きさ, 数および面積率を測定した.その結果, 1) 大気中で練和した試料には, 多数の気泡がみられた.2) 大気中で練和後真空下におくと, 気泡の大きさが大きくなり, 小さい気泡の数が減少する傾向がみられた.3) 真空下で練和すると, 気泡は著しく減少した.

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