1985 年 5 巻 1 号 p. 9-15
このin vitroでの研究は, 加圧墳塞の可能なコンポジットレジンすなわちコンデンサブルコンポジットレジンと, これに適したコンデンサーを用いることによって, 2級窩洞側室部におけるコンポジットレジン修復物の重合収縮による辺縁ギャップを防止することが可能であることを示した.窩洞内での重合収縮を無くするためのコンデンス法を説明するとともに, 完全な2級コンポジットレジン修復法を概説した.この研究の目的は, コンポジットレジンを2級修復物として用いることを認める前に解明しなくてはならないいくつかある問題のうちの一つである.