昭和歯学会雑誌
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欠損歯列における下顎「支持域」の回復 (第5報)
遊離端義歯における「支持域」の回復能力について
五十嵐 順正河田 守弘芝 〓彦
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1987 年 7 巻 2 号 p. 195-206

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抄録

咬頭嵌合位における下顎位は下顎「支持域」と呼ばれる小・大臼歯部の咬合接触によって構成されている.これらの咬合接触が失われた場合, すなわち遊離端欠損歯列となった場合, これを義歯により再構成することは顎口腔系の機能の保全という観点から重要である.遊離端義歯の設計において欠損部顎粘膜の支持を一定とした場合, 残存支台歯部の支台装置を逐次変換し, 「支持域」の回復能力と有床部に発生する咬合力と比較した.その結果, 1) 遊離端義歯の装着により欠損歯列の下顎「支持域」は回復される.2) 回復の程度は支台装置の種類により異なり, 支持・把持に優れ支台装置の連結の自由度が小さいもので能力が高い.3) 「支持域」の回復能力が良好な義歯ほど有床部の咬合力の発現が大きいことが明らかとなった.

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