順天堂大学医学部皮膚科学教室
1992 年 102 巻 12 号 p. 1559-
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アトピー性皮膚炎は,しばしば日光によって皮疹が増悪することが知られているが,その特性を検討する目的で,日光による皮疹の新生・増悪を訴えたアトピー性皮膚炎患者に限って,その40名に対して光線テストを施行した.その結果,紫外線に対する最少紅斑量は正常であったが,赤外線に対しては4例(10%)に陽性反応が認められた.従って,本症において光線過敏が疑われる患者では,日光照射によってもたらされる光線以外の他因子の関与も無視できないと考えた.
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