1998 年 108 巻 2 号 p. 139-
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7例の掌蹠膿疱症の患者にイトラコナゾールの経口投与を試みた.全例とも初回導入量としてイトラコナゾール100mg/日を投与すると,2週間以内に膿疱の新生は止まり,紅斑・鱗屑性病変も軽快してきた.以後,維持量としてイトラコナゾール100mg~50mg/日を継続投与すると,紅斑,鱗屑の完全消失には至らないが,皮疹は落ち着いた状態を保ち続けた.ただし投与を中止すると数日後に膿疱の新生をみた.全例とも一般臨床検査には異常を認めなかった.
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