社会保険中京病院
2007 年 117 巻 7 号 p. 1107-1119
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熱傷の治療のポイントは,重症度と病期を考えて対応することである.熱傷の診断では受傷面積,深度に加えて,年齢,部位,持病や合併症の有無などを総合して重症度を把握することが大切である.初期治療では,入院や輸液療法の適応の有無を的確に判断する必要がある.局所療法は受傷早期,感染期,回復期の熱傷創面の状態に応じて,外用剤を選択・変更していく.自然上皮化が困難な深い熱傷では,漫然と外用療法を続けずに,壊死組織除去と植皮術による早期創閉鎖を目指すべきである.
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