信州大学
2009 年 119 巻 6 号 p. 1055-1058
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Spitz母斑は小児に好発する良性の色素細胞腫瘍であり,臨床的に1 cm未満の境界明瞭な色素性または無色素性結節としてみられる.組織学的にはmaturationを示す対称性境界明瞭な病巣であり,表皮の過形成を伴う.遺伝子解析ではNRASやBRAF遺伝子変異はなく,染色体の数的異常を示さない.メラノーマとの鑑別が極めて困難な症例が時にあり,その対応は慎重に行う必要がある.
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