福井大学
2010 年 120 巻 12 号 p. 2355-2365
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メラノーマは極めて多様な組織像を呈し,Clark分類の4型以外にも多くの亜型が存在する.メラノーマの病理診断のために最も重要なことは,弱拡大で左右非対称性で不規則な全体的構築を確認することである.表皮の厚さや反応,メラニン顆粒や炎症性細胞浸潤の分布,胞巣の分布なども含めて左右非対称性である.将来的にはダーモスコピーや遺伝子解析の知見も含めたメラノーマ,Clark母斑,Spitz母斑の診断基準の確立が期待される.
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