日本皮膚科学会雑誌
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皮膚科セミナリウム 第62回 内臓全身と皮膚症状
消化器疾患と皮膚
金子 健彦
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2010 年 120 巻 7 号 p. 1465-1471

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抄録

消化器疾患ないし肝機能異常に伴う皮膚病変を概説した.炎症性腸疾患のクローン病や潰瘍性大腸炎では,結節性紅斑,壊疽性膿皮症等の合併が知られる.遺伝性ポリポーシスであるPeutz-Jeghers症候群では色素斑を生じ,またGardner症候群では多発する表皮様嚢腫や,骨腫が早期診断上重要である.肝機能異常に伴う皮膚病変としては,黄疸,紙幣状皮膚,クモ状血管腫,手掌紅斑が認められる.その他,ウイルス性肝炎に伴う皮膚症状を挙げた.

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© 2010 日本皮膚科学会
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