日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
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原著
頻回の再燃を繰り返すdrug-induced hypersensitivity syndrome(DIHS)の1例
比留間 梓小島 知子赤坂 江美子加藤 正幸生駒 憲広馬渕 智生松山 孝小澤 明藤山 幹子橋本 公二
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ジャーナル 認証あり

2011 年 121 巻 14 号 p. 3331-3336

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抄録

34歳男性.うつ病の既往あり,症状出現2週間前よりフェノバルビタール配合薬(ベゲタミンA®)の頓服をしていた.初診1カ月前より38°C台の熱発,2週間前より皮疹出現.他院で麻疹として加療されるも改善なく,当院受診となる.初診時,略全身にびまん性の紅斑,顔面腫脹,頸部リンパ節腫大,肝機能障害認め,臨床経過と合わせ薬剤性過敏症症候群を疑い,同日入院しステロイドの全身投与を開始.パッチテストでベゲタミンA®陽性,ペア血清でHHV-6,7IgG抗体価の4倍以上の上昇あり.1カ月半後退院となるも,PSL減量中に皮疹,肝機能障害が再燃.退院後2カ月で再入院しγグロブリン大量療法,ステロイドパルス療法施行.以後,寛解,再燃を繰り返し,初診より3年経つ現在も外来加療中.若干の文献的考察を加え報告する.

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© 2011 日本皮膚科学会
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