日本皮膚科学会雑誌
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原著
Infliximab治療中にニューモシスチス肺炎を発症した関節症性乾癬の1例
岩田 洋平小林 束金森 里美西野 譲矢上 晶子松永 佳世子
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2013 年 123 巻 11 号 p. 2085-2090

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抄録

61歳男性.NSAIDsとメトトレキサートの内服治療に抵抗性の関節症性乾癬に対してinfliximabを投与した.Infliximab投与により関節症状は劇的な改善を認めたが,2クール終了後にニューモシスチス肺炎(Pneumocystis pneumonia;以下PCP)を発症した.乾癬患者では,現在のところ生物学的製剤によるPCP発症のリスク評価とST合剤の予防投薬の明確なガイドラインがない.生物学的製剤の使用に際しては低頻度ではあるもののPCP発症の可能性について慎重に経過観察していく必要があると考えられる.

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