富山大学
2015 年 125 巻 3 号 p. 411-417
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オピオイド鎮痛薬は脳・脊髄のμオピオイド受容体に作用して鎮痛効果を発揮するが,副作用のかゆみも脳・脊髄のμオピオイド受容体への作用による.アヘンアルカロイド(モルヒネとコデイン)はマスト細胞の脱顆粒によりかゆみを生じることもあるが,この作用にはオピオイド受容体は関与しない.κオピオイド受容体作用薬は脊髄に作用して鎮痛効果を発揮するが,脳・脊髄に作用してかゆみを抑制する作用がある.
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