浜松医科大学
市立島田市民病院
2016 年 126 巻 8 号 p. 1433-1438
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免疫抑制剤は関節リウマチや膠原病の他,尋常性乾癬,アトピー性皮膚炎,自己免疫性水疱症などに使用される.有効性は高いもののリンパ増殖性疾患などの悪性腫瘍を誘発することがある.本稿では皮膚科医が接する事が多いメトトレキサート,シクロスポリン,タクロリムス軟膏,および生物学的製剤の使用とリンパ増殖性疾患の出現との関連につき示す.最も報告が多いのがメトトレキサート関連リンパ増殖性疾患であり,メトトレキサート投与中止により完全寛解する例が少なくない.
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