日本皮膚科学会雑誌
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原著
BRAF遺伝子変異陽性の悪性黒色腫にvemurafenibを投与し低カリウム血症,QT延長を認めた2例
姉川 紘子大塚 篤司山村 健太郎加来 洋中溝 聡遠藤 雄一郎椛島 健治
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2016 年 126 巻 8 号 p. 1459-1463

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抄録

BRAF遺伝子変異を有する悪性黒色腫にvemurafenibを投与し低カリウム(以下K)血症,QT延長を来した2例を経験した.症例1は50歳,男性.2012年9月に左肩部原発巣切除し2015年5月に脊椎転移,6月に左上腕骨転移を認めた.BRAF遺伝子変異陽性と診断しvemurafenibを開始した.その後内服36日後に低K血症,grade2のQT延長を来した.症例2は56歳,女性.2012年7月に左腰部原発巣切除し,DAVferonとフェロン療法を行った.その後in-transit転移と左胸膜に4カ所の転移が出現した.ダカルバジンを単剤で使用後,BRAF遺伝子変異を認めvemurafenibを開始した.内服35日後に低K血症,grade 2のQT延長を来した.Vemurafenibを使用する際は血液検査,心電図検査を定期的に行い早期の異常発見が重要である.

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