岐阜大学
2016 年 126 巻 9 号 p. 1699-1707
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無汗症とは自律神経で制御される温熱性発汗の不全状態をいう.代表疾患は特発性後天性全身性無汗症で,無汗に伴ううつ熱症状を主訴に受診することが多い.自己免疫機序の関与等が推察されるが疾患としての単一性も未確立で不明な点が多い一方,減汗性コリン性蕁麻疹との類似性があり病態理解の観点から興味深い.その他あまりなじみのない先天性無汗症や続発性無汗症,髄節性/分節性の無汗症があり,神経学的理解も必要である.
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