独立行政法人国立長寿医療研究センター
2017 年 127 巻 1 号 p. 9-13
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褥瘡は身体に加わった外力によって引き起こされる骨と皮膚表層の間の軟部組織の阻血性障害と定義されている.2011年に日本皮膚科学会雑誌に公表された褥瘡診療ガイドラインでは予防から治療に至る膨大な情報が集約されているが,本稿では皮膚科医が重要な役割を担っている診断と局所治療に重点を置いて解説する.褥瘡の局所治療は主に深達度と病期,病態によって選択がなされ,深い褥瘡では病期の前半と後半で治療のコンセプトが異なることが基本である.
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