日本皮膚科学会雑誌
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新・皮膚科セミナリウム クラウドと皮膚科医療の夢
1.クラウド活用のために:「情報薬」の開発と応用
辰巳 治之溝口 照悟新見 隆彦太田 秀造竹中 郁夫菊池 真市川 量一二宮 孝文戸倉 一山口 徳蔵
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2017 年 127 巻 11 号 p. 2455-2461

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抄録

クラウドを流れる情報を,どの様に活用するかが重要である.そこで,原点に戻り,情報の定義を「人の心を動かすもの」とすると,分子生物学的に「細胞を動かすもの」といえ,医療に活用できるところから「情報薬」という発想に辿り着いた.例えば,医療情報の氾濫による弊害は一種の社会病であり,「情報薬」により予防できる.そこでクラウド活用のためのワイドスペクトラムな「情報薬」について説明し,その応用について述べる.

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© 2017 日本皮膚科学会
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