2017 年 127 巻 9 号 p. 2077-2083
天疱瘡・類天疱瘡の重症度分類,病勢評価,治療効果判定には,臨床症状を客観的にスコア化した天疱瘡におけるPDAI(pemphigus disease area index),類天疱瘡におけるBPDAI(bullous pemphigoid disease area index)が重要な役割を果たす.今後PDAI・BPDAIは,指定難病の臨床調査個人票の記載に必要なだけでなく,国際共同治験などでも汎用されると考えられ,皮膚科医には習熟が求められる.