日本皮膚科学会雑誌
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原著
平成28年熊本地震において熊本赤十字病院を受診した皮膚科関連患者の検討
大塚 紗希吉野 雄一郎谷川 広紀奥本 克己
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2018 年 128 巻 6 号 p. 1319-1326

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抄録

平成28年4月に発生した熊本地震において,当院は震源地に最も近い基幹災害拠点病院として発災直後から救急患者の受け入れを行った.4月14日前震発災時から4月16日本震発災後までで当院を受診した全1,455名のうち,皮膚科関連患者393名について検討した.さらに4月14日発災時から,一定の避難所集約が行われた5月5日までの期間において熱傷群についてまとめ,当院における過去3年の熱傷患者の統計と比較した.今回の熊本地震を通して,災害医療の最前線で皮膚科医は活躍できると感じた.

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