日本皮膚科学会雑誌
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原著
EGFR阻害薬による爪囲炎に対する部分抜爪の有用性について
梅田 直樹串畑 あずさ平郡 隆明
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キーワード: EGFRIs, Paronychia, QOL, nail avulsion
ジャーナル 認証あり

2019 年 129 巻 8 号 p. 1639-1644

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抄録

EGFR阻害薬の副作用である爪囲炎は定期的な処置が必要なことや疼痛のために患者のQOLを損ない,抗がん剤の減量や休薬が必要となることがある.我々はEGFR阻害薬による爪囲炎に対して部分抜爪を行い,抜爪前後のDLQI, VASを比較検討した.抜爪前後ではDLQI合計スコア,VAS scoreともに改善していた.抜爪した部位は約半年間は再発をせず経過し,経過観察中に抗がん剤の減量または休薬を必要とした患者はいなかった.部分抜爪は患者の疼痛やQOLを改善し,EGFR阻害薬の忍容性を高めることができた.

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© 2019 日本皮膚科学会
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