日本皮膚科学会雑誌
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症例報告
アトピー性皮膚炎の発症機序;AHR軸とIL-13/IL-4-JAK-STAT6/STAT3軸による競合的皮膚バリア調節機構
古江増 隆
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2020 年 130 巻 13 号 p. 2705-2723

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抄録

デュピルマブ療法がアトピー性皮膚炎に奏功することから,その病態にIL-13/IL-4が深く関与することが明らかとなった.本稿では皮膚バリア機能がaryl hydrocarbon receptor(AHR)軸(バリアを強める)とIL-13/IL-4-JAK-STAT6/STAT3軸(バリアを弱める)による競合的調節を受けていることを概説し,現在の薬物治療に加え,AHR軸を亢進させる薬物治療(coal tarやglyteer)の作用機序と将来の治療戦略の可能性に言及した.

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