日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
Print ISSN : 0021-499X
ISSN-L : 0021-499X
症例報告
Sweet症候群の経過中に多形紅斑型薬疹を続発し診断と治療に苦慮した1例
福地 健祐丸山 千明糟谷 啓藤山 俊晴島内 隆寿伊藤 泰介本田 哲也
著者情報
ジャーナル 認証あり

2022 年 132 巻 4 号 p. 657-663

詳細
抄録

52歳,男性.発熱と頭頸部・四肢の膿疱を伴う有痛性紅色結節のため,当科入院.Sweet症候群の診断でステロイド内服を開始.膿疱は改善傾向を示すも高熱が持続,全身状態は悪化し入院3日目より体幹部に多形紅斑が出現し,ステロイドパルス療法後も症状遷延した.入院後から開始したランソプラゾールを中止し,血漿交換と免疫グロブリン大量療法を施行.以後全身状態・皮疹ともに改善した.ランソプラゾールは後日DLST陽性と判明した.Sweet症候群に重症の多形紅斑型薬疹を合併した可能性を考えた.

著者関連情報
© 2022 日本皮膚科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top