日本大学医学部皮膚科教室
1958 年 68 巻 9 号 p. 585-
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三浦及び楠はCandida albicansの耐熱性を檢して,病竃又は病的材料から分離した菌株は健康者糞便から分離した菌株に比して耐熱性が強いことを見出し,本菌の病原性判定法として用い得ることを主張した.然しその理由については何等触れるところがないので私はこのことの究明を企て,Friedmann and Henryが細菌の耐熱性は水分含量に関係すると記している報告を基き,三浦及び楠が実驗に供したC. albicansの菌株を用い,その水分含量の測定を試みた.以下にその実驗の結果を記したい.
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