日本皮膚科学会雑誌
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色素性母斑の研究(主として神経組織学的並びに生理学的)
佐々田 健四郎
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1959 年 69 巻 9 号 p. 1371-

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抄録

母斑に関する研究はVirchow(1864)年以前にも行われていたか,母斑の臨床的態度を追求するに止まり,母斑細胞の起源に関しては言及されていなかつた.Vi-rchow自身も母斑細胞が幼若結合織細胞に由来すると考えていた.P.Demieville(1880)は,母斑細胞が毛細血管の内皮細胞に由来し,色素性母斑はEndotheliomであるとの見解を持つていた.其の後,V.Recklingha-usen(1882)が線維性母斑を研究し,母斑細胞の内皮性起源を唱え,母斑を淋巴管線維腫と命名した.然し彼

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© 1959 日本皮膚科学会
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