日本皮膚科学会雑誌
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らい反応
硲 省吾
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1965 年 75 巻 10 号 p. 703-

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抄録

らいは,その病型がL型であつてもT型であつても,いずれの場合にも通常慢性の経過をとるものである.しかし一般に慢性疾患と考えられるらいの場合にも,病原菌と宿主の平衡状態が何らかの因子で急激に変化した場合には,時に急性または亜急性の症状を呈してくることがある.このような急性または亜急性の症状を呈するものを総称して広義のらい反応またはらいの反応相という呼称が用いられて来た.これらのらい反応を病型と関連させて分類すると次の如くなる.

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© 1965 日本皮膚科学会
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