日本大学医学部皮膚科教室
1967 年 77 巻 5 号 p. 349-
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
脂漏性皮膚炎患者の血清中および尿中の総亜鉛量を,それぞれHoch-Vallee法およびKagi-Vallee法によつて測定し,健康人のそれらと比較した.粃糠疹型では異常値を示すものが多く,分散がもつとも大きいのに反し,毛孔型では健康人との間に差を認めない.ジベール粃糖疹型ではその中間を示した.文献的考察により,脂漏性皮膚炎の発症には亜鉛代謝異常が関与する可能性があると推定し,かつ病型に従つてPathogenesisが異なるのではないかと類推した.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら