日本皮膚科学会雑誌
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Skin window法による薬剤アレルギーの実験的研究
山口 淳子
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1970 年 80 巻 6 号 p. 351-

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抄録

薬疹の診断法として,内服試験,貼布試験,皮内反応,Prausnitz-Kustner氏反応等の検査法が古くから用いられているが,これらの他にBasophil degranulation indirectまたはdirect test,Skin window法,Lymphocyte transformation test,リンパ球組織培養,Schultz-Dale反応などの方法があるが著者は薬疹の診断のため全身的影響の少ない,安全で,確実な,容易で,時間のかからない診断法として,1955年Rebuckらの始めたSkin window法を取り上げた.本法はアレルギー性反応と非アレルギー性反応をその游出細胞によつて判定する方法で,手技も比較的簡単である.以来この方法をHuら,Eidingerら,Weissら,Wolf-Jurgensen,Seinfeldら,Fowlerら,Feinbergら,Bullockら,東がアレルギーの診断法として用いた場合を報告している.即ちこの方法が臨床的に薬剤アレルギー診断に応用できるか否か,またアレルギーの基礎的2つの型,即ち遅延型アレルギーと即時型アレルギーにおいて反応にいかなる相違がみられるかを検討するため基礎実験として動物実験を行なつた.

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© 1970 日本皮膚科学会
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