日本皮膚科学会雑誌
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皮膚悪性リンパ腫における表皮角化細胞のHLA―DR抗原の有無の検討とγ-interferonによる表示の誘導
亀山 孝一郎刀祢 毅衛藤 光竹崎 伸一郎
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1986 年 96 巻 5 号 p. 483-

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抄録

10例の悪性リンパ腫(菌状息肉症6,T細胞性リンパ腫3,B細胞性リンパ腫1)と比較対象として,18例の各種炎症性疾患における表皮角化細胞のHLA-DR抗原の有無を酵素抗体法にて検討した.悪性リンパ腫では全例に,扁平苔癬やSLEでは大部分の症例が陽性を呈した.またγ-interferon(500IU/ml,72時間)を添加し表皮角化細胞を培養し,HLA-DR抗原の表示の誘導をfluorescence-activated cell sorterを用いて解析したところ,4例全例において一部の表皮角化細胞が陽性を呈し,2例においては5~10IU/mlの濃度で表示が開始され,500~2,000IU/mlにて陽性細胞の割合はほぼ最大値に達した.

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© 1986 日本皮膚科学会
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