はせ犬と猫の病院 [日本]
2019 年 27 巻 4 号 p. 153-156
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5歳2カ月齢,未去勢雄のパピヨンが1週間前からの運動不耐性を主訴に来院した。一般血液検査では重度の非再生性貧血が認められた。骨髄検査では赤芽球系細胞の見かけ上の成熟停止を伴った過形成,およびマクロファージによる赤芽球系細胞の貪食像を認めた。以上の所見より非再生性免疫介在性貧血と診断した。薬物療法を導入することなく脾臓摘出術を実施したところ比較的速やかに良好な反応が得られ,その後も免疫抑制剤による治療を行うことなく良好に維持できている。
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