ドクメンテーション研究
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企業名の省略(その2)
鬼武 光子嘉本 キミ広瀬 高
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1969 年 19 巻 6 号 p. 184-187

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抄録
前報では,企業名を仮名文字でコード化する際,企業名を固有部分と企業形態部分とに分け,これを3〜4文字で表わすことを提案した。この省略法を用いた場合,限られた産業分野でどの程度の企業名の重複が起るか,実際に化学の分野を対象とし,会社で集めた特許資料について調査した。結果は前報と大差なく,前報を支持した。本調査で企業別にとった特許件数の相対累積曲線が,文献複写における雑誌別件数の相対累積曲線とほぼ傾同を同じくすることを見出した。この事実から,企業名の省略にあたって,特許件数の多い企業を単独のコードとすることが,利用する上から便利であること及び,このように一部企業を単独コード化すると,たとえ重複が起っても,特許件数の少ない企業間で重複が起るので,実用上困らないことが確認された。
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