経済教育
Online ISSN : 2432-9150
Print ISSN : 1349-4058
マイナス金利下における投資教育の課題
中村 賢治
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2018 年 37 巻 37 号 p. 58-62

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抄録

 近年,企業の退職年金制度において,企業が年金資産の運用リスクを負わない確定拠出年金制度を導入する企業が増えている。確定拠出年金は,証券投資の経験や知識の乏しい従業員に運用リスクを負わせることになるため,制度の導入に当たり厚生労働省は企業に投資教育を義務付けている。しかし,アベノミクス以降の日銀の大規模な金融緩和政策は金融市場に大きな影響を及ぼしており,現在の不十分な投資教育では従業員に多大の損失を被らせる可能性が生じている。新たに金融市場の動向分析や日銀の金融政策への対応方法,金融市場の動向に即した運用方法の説明を詳しく投資教育で行う必要がある。

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© 2018 経済教育学会
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