2019 年 38 巻 38 号 p. 7-11
本報告では韓国社会科教育課程における経済領域の変遷とその特徴を4次産業革命時代の経済教育の現代的課題と関わって論じた。まず学校の経済教育の内容をどのように構成するかについて,社会的役割モデル(social role model)の経済教育的有用性,社会的役割モデルを中心とした学校の経済教育課程試案を取り上げた。次にどのような方法で学校の経済教育をするかについて,学生の実際の経済生活を通じた経済教育の実践モデルとして,社会的実践に基づいた経済教育(social action based economic education)と社会的経済教育(social economic education)のための提案を行った。最終的に社会的役割モデルの検討が参加機能と価値教育を核心とする新しい経済教育のための1つの代替となり得ることを示した。