2020 年 39 巻 39 号 p. 59-63
2018年3月告知された高等学校学習指導要領では公民科の科目構成を見直し,共通必履修科目としての「新科目『公共』(2単位)は,原則として入学年次及びその次の年次の2か年のうちに履修させること」と指示されている。「法的」,「政治的」,「経済的」等の主体として思考力・判断力・表現力等を身に付け「合意形成」「社会参画」をめざすとある。新科目「公共」を「どのように学ぶか」について,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて,「アクティブ・ラーニング」の視点から「経済的主体」,「法的主体」の育成を「法と経済学の行動主義的アプローチ」から新科目「公共」の可能性と課題について視座を示したい。