Edaphologia
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四国からのリキシダニモドキ属の二番目の種
藤川 徳子
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2016 年 98 巻 p. 1-9

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抄録

香川県根香寺境内からリキシダニモドキ属(新称)の新種を採集し記載した.新種サヌキリキシダニモドキCeratoppiella altera n. sp.は三角形に見える前体部,逆三角形に見える後体部,前縁がぎざぎざとなりさらに中央部に凹みとその底に小さな突起を併せ持つ吻先,前方へ向けてやや収斂する細い桁,前縁に数個の小さな歯を持つ遊離棘,ほぼ直線状の後体部前縁,一対の長い毛のp1と九対の微小な毛からなる胴背毛,顎体部は無関節で筒状,一直線をなす基節板境界bo sj.,接着しない触肢の亜端毛と単条毛,背側に数個の小さな突起を持つ第三脚の転節,そして幅,長さ等の異なる三本爪を持つ。日本語の形態用語は鈴木(1977)を参照した.

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© 2016 日本土壌動物学会
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