教育社会学研究
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僻地教師の赴任の類型
佐々木 徹郎
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1954 年 6 巻 p. 110-121

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抄録

この調査は、大蔵省及び東北地方の、各県教委による僻地指定の中・小学校に在職する教師の社会的地位及び役割についての研究の一部であって、教師の赴任事情を分析したものである。調査は昨年十二月より本年二月にかけて該当校の全教師について実施したが、回答の遅れたものもあり、本稿ではそれを除いて分析した。回答をよせた教師は第一表に示した。
本稿のねらいは、次のようである。従来考えられているように僻地の教師は、皆強制的に赴任させられ、常に都市へ転入の道をうかがっているのであるということは果して現実をとらえたものであろうか。更に又、もしそうでなくいろいろな事情によって赴任したものであるとすれば、その赴任の事情別の分布はどうなっているのか。以上の点を明らかにして、僻地教育の発展策等について見通しをえようとすることである。
尚本研究は東北六県所在の国立大学教育学部及び学芸学部共同の試験研究費による調資の一部である。

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