栄養学雑誌
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研究ノート
ヒューマンカロリメーターを用いた朝食,昼食および夕食の食後におけるエネルギー消費量の推移の比較検討
平良 拓也後藤 健二高橋 弘彦藤井 久雄
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2010 年 68 巻 6 号 p. 373-377

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抄録

本試験は,ヒューマンカロリメーター(Human Calorimeter: HC)を用いて24時間にわたり朝食,昼食および夕食のエネルギー消費量(Energy Expenditure: EE)の推移を比較し,異なる食事摂取タイミングが食後のEEに及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。
夕食時の食後EEは,朝食時と比較して食後0-60分まで有意に高い値を推移し(p<0.05),昼食時と比較して食後0-50分まで有意に高い値を推移した(p<0.05)。しかしながら,夕食時の食前EEは,朝食時と昼食時と比較して有意に高い値を示した(p<0.05)。昼食時の食前LF/HF(Low Frequency/High Frequency)は,朝食時と比較して有意に高い値を示した(p<0.05)。夕食時の食後LF/HFは,食後10,30,80-90分において朝食時に対して有意に低い値を示した(p<0.05)。
朝食摂取や昼食摂取によるEEの亢進が夕食時の食前EEに影響している可能性が示された。食事摂取が日内リズムの一要因である可能性が示された。
(オンラインのみ掲載)

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© 2010 特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
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