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栄養学雑誌
Vol. 69 (2011) No. 6 P 326-334

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http://doi.org/10.5264/eiyogakuzashi.69.326

短報

【目的】女子大学生において,体格と種々の主観的健康度評価との関連を見出すこと。
【方法】管理栄養士養成課程の女子大学生 (141名,19.1±0.4歳) を対象に,身体計測および骨密度測定,主観的健康度評価に関する自記式質問紙調査を実施した。BMIを基準にして,対象者を3分位法にて低値群,中値群,高値群の3群 (各群47名) に分け,群間比較を行った。
【結果】各群のBMIは,低値群18.0±0.9 (15.45~19.03) kg/m2,中値群19.9±0.5 (19.05~20.82) kg/m2,高値群22.8±1.6 (20.84~27.73) kg/m2 であった。各群の骨量に有意差は認められなかった。質問紙調査では,自分自身を健康であると評価する者は全体の約8割を占め,群間に有意差はなかった。健康度チェックリストでは,中値群の健康度が高い傾向にあり,高値群と比較して有意差がみられた (p<0.05)。高値群は精神的健康度が特に低かった。疲労自覚症状は高値群が高い傾向にあり,中値群と比較して有意差がみられた (p<0.01)。高値群は集中思考困難などの精神的疲労に関する訴えが多かった。手足の冷えなどの不定愁訴や無月経の割合は低値群に多くみられ,身体的不調に関する訴えが多い傾向にあった。
【結論】女子大学生における主観的健康度の評価は,BMI高値群 (20.84~27.73 kg/m2) と比較して,中値群 (19.05~20.82 kg/m2) の方が高いことが示された。

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